ささやかな日々

欧州現地採用の何気ない日常

フェルメール展 Ⅳ

やっと今回で最後のフェルメール展の続きです。

 

レースを編む女

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フェルメールにしては珍しく、右側から光が入っている作品。

この作品以降結構小さいものが多かったので、ルーペをもって見ている人も

ちらほらいました。

通常の展示に比べても、来訪者の年齢が高めだったのもあるかもしれません。

 

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牛乳を注ぐ女

これは去年訪れた時の写真を使いました。

エプロンの青と牛乳の白さが引き立っていて素晴らしい。

真珠の耳飾りの少女

これが見たくて、一時デンハーグまで行こうかと真剣に考えていました。

肌と唇の艶、目の輝き、耳飾りの真珠、ターバンの青と黄色全てが

美しく、黒い背景でそれらがより映えている。

個人的に好きな絵画の一つです。

 

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フルートを持つ女

これと次の作品は、隣に展示されていましたが、遠目で見たときにどちらも

少年が描かれているかと思いました。

でもよく見るとどちらも耳飾りをつけているし、唇も色づいていますね。

どちらも小さいので、近づかないとよく見えないのもあるとはいえ、

初め農夫でも描かれているのかと思っていました。

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赤い帽子の女

こちらも一見農夫かと思った作品。

よく見ると唇の艶や耳飾りの真珠がフェルメールらしいとはいえ、

人物像が他の作品とは異なって見える。

調べたら、フェルメールの直筆を疑問視されている作品だそうです。

ヴァーナルの前に座る若い女

珍しく青いものが、椅子の一部のみ。

全体的に薄いトーンの中、ショールの黄色とスカートのドレープ、髪飾りの

淡い赤、ショールから見える真珠の首飾りが印象的でした。

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中断された音楽の稽古

こちらはうっかり1巡目の時は見落としていた作品。

フェルメール展を見終えて、通常の展示の後、帰る前にもう一度戻った時に

見ていないことに気づきました。

帰ってきてから気づいていたら、後悔しきれないので、良かったです。

 

これで展示されている全28作品、全て紹介できました。

迷っていたらあっという間に売り切れたチケットですが、2度目の販売で

無事購入できて、本当に良かったです。

天気も良く、電車の遅れもなく、この日を選んだ自分を褒めてあげたいと

久しぶりに思いました。