ささやかな日々

欧州現地採用の何気ない日常

12年目と11年目

ふと昨日の夜、11年前の今日この地にやってきたことを思い出しました。

10年前の今日10月1日から、今の会社で働いています。

10年前の昨日、初出勤前夜を思い出し、昨夜は一人感慨深くなっていました。

また会いたいとは思わないけど、当時の彼がどこかで幸せに暮らしてると

いいななど、その他諸々も思い出しつつ。

 

日本では何度か転職してて、そもそも大学卒業後10年もいなかったので、

一つの会社で10年も働き続けた自分を褒めてあげたいと思いました。

異国の地で一人で頑張ってるわけだし。

最近も職場で色々ありましたが、良くなる方向に向かいつつあります。

仮に同僚たちと学校なりどこか他の場で知り合っても、仲良くなるような

タイプの人たちではないので、和気藹々と働きたいとは微塵も思ってない。

たまに仕事の愚痴を言うくらいでいいかなと思ってるので、今まで通り

私は一人マイペースに我が道を行くで仕事をしていくつもりです。

正直なところ嫌がらせや危害を与えられない限り、同僚とかどうでもいい。

自分の仕事ぶりを評価されて、それに伴った待遇を与えられたら十分です。

昔はもっと一緒に成長し合えるような同僚だったらいいのにと

思ったこともあったけど、仕事に関わらず自分でコントロールできないことを

何とかしようと悩んだりするのは、無駄なことだと悟りました。

それよりも、自分がどうありたいか、どうなりたいかが大切。

できないことやりたくないことは考えず、自分のしたいこと、できることを

考える方が、よっぽど自分自身の為になり、成長できる。

自分自身も思い通りにならないことがあるのに、他人を変えようとはしないこと。

自分だって他人にあれこれ言われたり、コントロールされるのが嫌なのだから。

 

旅行や留学ではなく、海外で暮らし始めて丸11年、今日から12年目。

日本で暮らしてきた30年よりも、色濃い11年で思えばあっという間でした。

日系企業の現地採用とはいえ、駐在員以外に日本人はいない職場で丸10年。

もっと小さい会社でも複数人の駐在員や現地採用、もしくは日本語話者が

いる職場も多い中、今は社長しか駐在員はいないし、日本語話者はゼロ。

ここ数年は落ち着いてきたとはいえ、途中特に3年目以降は思い通りに

いかないことが公私とも多くて悩みに悩みまくったけど、あれがあったから

今があるんだと思えるようになった今日この頃です。

あの頃は上手くいかないと、何でなんだろうと原因を探そうと必死でした。

自分にないもの、足りないものばかりに目もいってたし。

今のところ日本で働く自分の姿は想像もできないので、引き続き

当分はここで暮らしていくと思うけど、人生何があるかわからない。

自分で自分の可能性を狭めたり、制限したくはないので、望む姿を

想像しつつ、流れに身に任せていくつもりです。