ささやかな日々

欧州現地採用の何気ない日常

マロンクリーム

今朝はいつもと反対方向へ散歩に行ってきました。

ウールコート着て行ったのに、寒くて手がかじかみました。

午後になってもうちのリビングは寒くて、指先の開いたシルク手袋に

フリースを着て仕事してました。

 

最近ホームオフィスの時の朝ごはんはイングリッシュマフィンです。

一つ目はいつも通りフレッシュチーズで、二つ目は引っ越し直前にお土産に

もらったマロンクリームを塗っていました。

今日でそのマロンクリーム完食!

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賞味期限から2週間弱切れてしまったけど、気にしない気にしない。

 

このペーストを食べ終わったからか、今日久しぶりにくれた友人のことを

思い出しました。

友人というか、もう元友人かな。

正直日本で暮らしていた時に、こんなに人のこと全否定してくる人なんて

出会ったことなく、いつもこの人私の何を知ってるつもりでこんなに

いちゃもんばっかりつけてくるんだろう?と思っていました。

後々思えば、若干発達障害的なのか、単なる中二病だったのかも。

その人は自分の思う理想の世界というか、正義感のようなものをもっていました。

なので、それに外れる人は尊敬するに値しないという考え方の持ち主。

元々というか、ずっと職人系の職業についている人なので私のような

オフィスワーカーはお金の為だけに働いていると思い込んでる人。

職人や芸術家は素晴らしくそれ以外は、ただの金の亡者的な。

私の手取りよりずっと少ないびっくりするくらいの額面の給料で、

労働条件も悪い環境で働いてたので、単に僻んでたんだろうけど。

でもずっと自分がやりたい芸術的なことをやってる自分は素晴らしいと

自分に酔ってるような感じの人。

一度思いこんだら何を言っても聞かず、何度も同じことばっかり聞いてくる。

毎年6月くらいから、今年の夏休み何するの?って数年に渡って聞かれました。

夏休みとか特にないし、取りたいときに休暇取るからわざわざホテルや

飛行機代が高くなる夏に旅行に行かないと言っても、秋になるまで会うたびに毎回。

その人が引っ越して、一度会って以来一切連絡を取っていません。

一度休暇で帰って来た時に、当時よく集まっていた友人たちと一緒に

会った時も開口一番に、言いたいことがあんだよとか絡んできたので、

私もあるよと返したら久しぶりに会ったのにとか、自分で喧嘩を売ってきた割に

何なの?という意外と気が弱いところとかも、理解に苦しむ人でした。

その人の尊敬する音楽家の人が、彼って同年代女子からの評判悪いよねと

言ってたくらい、同年代の日本人女子間で酷評でした。

まあ、これ以外にも色々あったけど、正直めんどくさい人ですよね。

今だったら間違いなくさっさと縁を切るけど、当時の私は言い返すことは

あっても、根はいい人だからと思いこもうとしていました。

これがそれなりに年下とかだったら、まあまあ若いからとか思えたのかな?

それ以前に私がうんと年上だったら、絶対そんなことは言ってこないタイプだな。

今もその人と交流のある友人が、彼はきっとお母さんが亡くなった時から

時間が止まっているんだねと以前言っていました。

確か小学校高学年か中学生の時にお母さんががんで亡くなり、その後

紆余曲折を経ておじさんを頼って海外に出てきたって言ってました。

一度、父親が再婚したときに自分が日本に帰る居場所がなくなったと

悟ったと言っていたことがありました。

もちろん家族を亡くすことが辛いのは、突然兄を亡くした私には

痛いほど理解できます。

だからと言って、30も過ぎて自分は不幸だとずっと悲劇のヒーロー気取りは

どうかなと私は思うのです。

その割に相手のことを理解しようとしないところとか、共感力を微塵も

感じないところとか、あらゆることで矛盾しすぎてる・・・。

きっといろんな面ですごいコンプレックスがあって、それを見て見ぬふりを

していたんだろうな。

愛する人やペットの死に向き合うのは確かに辛いし苦しいけど、

せめて自分の中のコンプレックスやそれ以外のことには向き合って、

もっと自分自身を俯瞰しないと人間として成長しないのに。

共通の友人経由で去年か一昨年結婚したと聞いたので、奥さんと一緒に

幸せになってほしいものです。

ずっとうちの在庫棚にあったマロンクリームも無事消費したことだし、

もうこの人のことを思い出すことも会うこともないかな。

さよなら、元気でお幸せに、そしてマロンクリームありがとうと

感謝してチューブをゴミ箱に捨てました。