ささやかな日々

欧州現地採用の何気ない日常

最近思ったこと

ここ数日ネットニュースやSNSで、円が弱くなったから

海外で出稼ぎへというのをよく見るようになりました。

いつの間にか、ユーロよりドルの方が高くなってますね。

 

アメリカやオーストラリアの飲食店だと日本の倍稼げるとか。

普通に考えて、給料が高いと生活コストもその分高くなると

思うんですけど、どうなんでしょうか。

飲食店だと賄いである程度食費は節約できるとして、家賃や日用品、

その他自宅での食費とか。

アメリカは州によって所得税がないとはいえ、その代わり消費税が

高いとか、医療費の高さも有名ですよね。

昔、日本で働いていた頃の同僚のいとこが、アメリカ留学中に

虫歯になってアメリカで治療するより、日本に緊急一時帰国した方が

安いとかで歯医者の為だけに帰ってきたという話を聞きました。

ちなみに在住者曰く、カナダも歯医者は異様に高いらしいです。

歯医者以外の他の医療費はどうなんでしょうね。

若い時ならまだしも、年を取る程医者の世話になる可能性も

でてきますし、長期移住の場合は結構重要なポイントになるはず。

 

あと、アメリカやオーストラリアってそんなに簡単に就労ビザ

取れるんでしょうか。

和食や寿司職人は、欧州もビザは取りやすいらしいけど、

10年程前からウエイトレスは難しくなってきたと耳にしました。

外国人局の担当者次第な気もするけど。

外国人局って人によって対応が全然違いますから。

下手したら、同じ人でも日を変えると言ってることが違ったり。

これは外国人局だけのことではないけど。

 

少し前、海外では上手く物事が進まないのがデフォルト、とTwitterか

どこかで盛り上がってたけど、実際日本と同じと思わない方がいいです。

言葉の問題云々ではなく、日本の常識は世界の非常識と思った方がいい。

忍耐力は必須で、柔軟性もないと暮らしていけない。

私は高校1,2年の担当の先生に、例え言葉の通じない国に行っても

普通に暮らしていけそうと言われるくらい、適応能力が高い方だから

なんだかんだ言って10年以上暮らせています。

もちろん今まで全てスムーズに進んだわけではなく、ある意味現地の人や

もっと長く住んでる人が経験したことないようなことも色々経験済み。

自分の意見は言わないといけないけど、ある程度は流れに任せて

受け入れる姿勢も必要。

何でこうなのよ!と一瞬思うのは仕方ないけど、ずっと怒ってても

仕方ないし、精神安定的にも良くない。

楽観的過ぎるのも問題だけど、悲観的過ぎてもダメ。

私は昔から基本的になるようになると思ってて、最終的に全て上手くいくと

信じて暮らしています。

海外生活云々以前に、自分の力でどうしようもないことを何とかしようと

抗っても仕方ないから、自分でできることに集中するしかない。

 

もちろん色々経験することは人生の学びになると思うし、

やらない後悔よりもやった後悔の方がいいとは思うけど、

海外移住は旅行や留学とは全く異なるので、あまり安易に飛びつくのは

どうかと思った次第です。