ささやかな日々

欧州現地採用の何気ない日常

”縁の下のイミグレ”を見て思ったこと

昨日は家での予定を終えて、1時間ちょっと時間があったので

片付けの続きをしようかと思いましたが、X で上がっていた映画を見ました。

www.youtube.com

今月いっぱい無料公開しているそうです。

 

まだ日本で働いていた頃か、休暇で帰った時にニュースの合間か特集で

漁業へ実習に来ている人か受け入れ側だったか忘れましたが

短いドキュメンタリーのようなものを見たことがあります。

日本の若者は来てくれないから、東南アジアからの実習生がいないと

成り立たないとかだったかな。

随分前であまり覚えていませんが。

 

パンデミックの初期、クラスターが発生した食肉加工場で劣悪な環境の元

働いている東欧からの移民のニュースを読んだ時、先進国はどこも

安い労働力に頼っているんだなと感じました。

どの先進国も抱えている問題や労働市場の闇は多少の差はあれど

変らないのだなと。

 

映画の中にもありますが、グローバル化って結局何なんでしょうね。

最近の ”多様性” も、どうなんだろうと思うことが多々あります。

個人的に自分の意見や正義を押し付けてくる人が苦手。

みんな違ってみんないいと思っているので、自分の常識は他人の非常識、

自分で選んだことを自分で正解にするを信条にしています。

よく日本は同調圧力が強い、曖昧な表現が多い等色々と言いますが、

正直なところ海外もあまり変わらない気がします。

ただ、外国人として暮らす分にはそこまで求められることはなかったりしますが・・・。

 

個人的に難民受け入れは反対ですが、その国に興味があり、文化や習慣を

尊重して、権利のみ主張するのではなく、義務もきちんと果たすのであれば

外国人の受け入れは問題ないと思う立場です。

郷に入れば郷に従う、従えないのであれば、自分に合う他の国へ行くのが

双方にとって一番いい気がします。

何故受け入れた国が、勝手にやって来た人たちに合わせないといけないのか。

博愛、慈愛精神がないのかと言われるかもしれないけど、

魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えないといけないと思うのです。

今のEUがやってるのがまさに魚を与えて、依存させているだけな気がする。

 

先日昔からの日本人の友人に、この円安だと日本が好きではなく

単に安いからで日本に来る人が増えるだろうね、今後の日本が心配と

言ったら、そんな心配はしても意味がないと言われました。

もちろん四六時中心配しているわけではなく、ふと思っただけなんですがね。

流石に自分でコントロールできないことについて考えつづけても無意味だし、

いい意味で諦めて流れに身を任せることを目標にしています。

 

最後に映画へ戻って、自分以外の誰か(ここでは母親、家族)のために

言葉も通じない異国の地で働くのは、素晴らしいことだと思いました。

このような方々の努力が報われて、正当に評価される世の中になってほしい

と切に願います。

f:id:jasmin_rose:20240505202819j:image